修整
出来上がった3Dモデルに、何らかの問題があり、修正が必要になる場合があります(撮影の死角になったため写真に写っていない部分、反射している部分、水面など)。
3Dモデルは、参照3Dモデルの修正を通して、ContextCaptureでの処理中/処理後に、他のソフトウェアで修正できます。
重要:修整よりも、リコンストラクション制限を適用する方が効率的に解決できる場合があります。
修整の手順
ほとんどのケースでは、次の手順での修整をお勧めします。
- 修整が必要なタイルを特定します。
最初に3MXフォーマットでモデルを出力し、ContextCapture Viewerで表示します。修整部分が含まれるタイルの番号を確認します(「メニュー」>「ツール」>「タイル選択」の順に選択)。タイル番号をメモするか、タイル一覧をテキストファイルでエクスポートします。
- 修整のためのモデル制作を生成します。
新しいモデル制作を生成します。出力の目的を選ぶ画面で「修整のための3Dメッシュ」を選択してください。
- 名前 - モデル制作名を自由に入力します。
- 説明 - オプション。
- 選択 -
- 目的 - 出力目的は「修整のための3Dメッシュ」を選択します。
- フォーマット - DGN(標準)またはOBJ wavefront(標準)。
-
オプション - テクスチャを含むか否か選択できます。修整の便宜上テクスチャを含めて出力することをお勧めします。
オプション:テクスチャのない部分を何色にするか選択できます。
- ディレクトリ - 出力先のディレクトリを選択できます。
「モデル制作」も参照してください。
修整したファイルを後でContextCapture Masterに再インポートする関係上、モデル制作のファイル構造は変えないようにしてください。
- (オプション)修整をする前に参照3Dモデルのコピーを保存します。
記録のために、修整前のタイルも保存しておく場合、そのタイルが含まれるディレクトリのコピーを別の場所に保存しておきます。
- 3Dアプリケーションでのタイルの編集
Bentley Descartes、Autodesk 3ds Max、Rhinoceros 3D、Autodesk Maya、Autodesk Mudbox、Autodesk MeshMixer、MeshLabなどのサードパーティのソフトウェアでタイルを編集します。
- 修整したタイルをContextCapture Masterにインポートします。
ContextCapture Masterでは、リコンストラクションレベルの「参照3Dモデル」タブで「修整データのインポート」をクリックします。
実行した修正のタイプに応じて、「幾何形状の修正」または「テクスチャと幾何形状の修整」テーブルの「修整タイルディレクトリの追加」ボタンで修正タイルを含むディレクトリを追加します。
最後に「修整タイルのインポート」ボタンをクリックし、このダイアログを閉じます。
「修整タイルのインポート」も参照してください。
インポートしたタイルはContextCapture Viewerでチェックすることをお勧めします。「リコンストラクション」レベルの「参照3Dモデル」タブでタイルを右クリックし、「ContextCapture Viewerでタイルを開く」を選択します。
「参照3Dモデル」も参照してください。
- モデル制作の更新
タイルを修整するには、モデル制作全体の更新が必要になります。修正タイルのみの処理なのでこの更新にはさほど時間はかかりません。
次のどちらかの方法でモデル制作を更新できます。
注記: ContextCapture Master以外で行われたタイルの修正をキャンセルする場合は、「参照3Dモデル」タブで「リコンストラクション」レベルの「タイルのリセット」ボタンをクリックします。するとリセット/再処理するタイルの選択画面が開きます。「タイルのリセット」も参照してください。